(2022/10/14)
サンケイリアルエステート投資法人が、第7期(2022年8月期)決算を発表した。 第7期における物件取得はなし。品川シーサイドTSタワーの主要テナントであるソニーグループが7フロアを解約したことにより、ポートフォリオ全体の期末稼働率は94.2%と前期より4.9ポイント低下した。賃貸収入が減少したが、解約違約金収入計上により、前期比6.0%増益となり、1口当たり分配金は3,158円となった。 期末のポートフォリオは14物件、資産規模(取得額合計)は966億円、有利子負債比率は47.1%。 第8期(2023年2月期)は、期末稼働率93.6%と前期より0.6ポイント低下する想定。賃貸収入や解約違約金収入の減少により、前期比29.2%減益を見込み、1口当たり分配金は2,239円となる見通し。なお、品川シーサイドTSタワーの空室7フロアのうち2フロアは12月より契約開始予定。 第9期(2023年8月期)は、品川シーサイドTSタワーのソニーグループが更に14フロアを解約する予定。これによりポートフォリオ全体の期中平均稼働率は91.8%まで低下するが、期末には95.8%まで改善する想定。また現時点で未契約であるが、分配金の安定を目的に保有物件の売却を想定し、売却益570百万円計上を織り込む。これにより前期予想比6.2%増益を見込み、1口当たり分配金は2,377円となる見通し。 当面の課題を品川シーサイドTSタワーの稼働上昇と認識し、マルチテナント化へ向けたバリューアップ工事を実施する予定。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,028百万円 | 2,867百万円 | ▲5.3% | 2,858百万円 | ▲0.3% |
当期利益 | 1,475百万円 | 1,045百万円 | ▲29.2% | 1,110百万円 | 6.2% |
1口当たり分配金 | 3,158円 | 2,239円 | ▲29.1% | 2,377円 | 6.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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