(2023/03/17)
森ヒルズリート投資法人が、第33期(2023年1月期)決算を発表した。 第33期は、「ラフォーレ原宿」底地の共有持分7%を売却した。オフィス及び住宅の稼働率が上昇したが、売却した分の賃貸収入減、水光熱費や運用報酬の増加により、前期比0.6%減益。内部留保の積立額を579百万円と前期より減額し、1口当たり分配金は3,040円と前期より0.3%増となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は4,077億円、有利子負債比率は46.3%。 併せて「ラフォーレ原宿」の底地の共有持分14%を、スポンサーである森ビルに追加売却することを発表した。売却額は58.52億円。7%ずつ2期に分割して売却する。 第34期(2023年7月期)は、1,375百万円の売却益が発生するが、売却した分の賃貸収入減、修繕費や固都税の増加により、前期比0.7%減益を見込む。内部留保の積立額を513百万円に減額し、1口当たり分配金は3,050円となる見通し。 第35期(2024年1月期)は、売却益1,373百万円の売却益が発生するが、売却した分の賃貸収入減、修繕費や固都税の増加により、前期予想比1.3%減益を見込む。内部留保の積立額を411百万円に減額し、1口当たり分配金は3,060円となる見通し。 ラフォーレ原宿の底地を継続的に売却しながら、新規物件の取得を検討し、中長期的には資産規模拡大を図る意向。
第33期実績 | 第34期予想 | 前期比 | 第35期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,210百万円 | 11,215百万円 | 0.0% | 11,166百万円 | ▲0.4% |
当期利益 | 6,404百万円 | 6,359百万円 | ▲0.7% | 6,275百万円 | ▲1.3% |
分配金総額 | 5,825百万円 | 5,844百万円 | 0.3% | 5,863百万円 | 0.3% |
1口当たり分配金 | 3,040円 | 3,050円 | 0.3% | 3,060円 | 0.3% |
<売却> | |||||
物件名称 | ラフォーレ原宿(底地一部) | ||||
所在地 | 東京都渋谷区神宮前 | ||||
売却額 | 5,852百万円 | ||||
簿価(売却時想定) | 3,090百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 2,762百万円 | ||||
売却日 | 2023年6月、2023年12月(2回) | ||||
売却先 | 森ビル(株) |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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