(2023/09/13)
産業ファンド投資法人が、第32期(2023年7月期)決算を発表した。 第32期は、投資口の追加発行を行い「IIF滋賀竜王ロジスティクスセンター」等物流施設及び工場の計4物件を取得する一方、「IIF神戸ロジスティクスセンター」の一部を売却した。物件売却益が減少したが、新規物件の収益寄与、減価償却費の減少、水光熱費収支の改善等により、前期比24.9%増益。税会不一致に伴い前期に計上した一時差異等調整引当額の一部戻入を行い、更に投資口数が2.1%増加するも、1口当たり分配金は3,282円と前期比5.1%増となった。 期末のポートフォリオは78物件、資産規模(取得額合計)は3,893億円、有利子負債比率は49.0%。 第33期(2024年1月期)は、「IIF厚木ロジスティクスセンターⅢ」の再開発が終了し建物を取得する一方、「IIF神戸ロジスティクスセンター」の一部を追加売却する。前期に取得した物件の通期稼働や物件売却益の増加が寄与する一方、減価償却費の増加により、前期比4.7%減益を見込む。1口当たり分配金は3,260円と0.7%減となる見通し。 第34期(2024年7月期)は、「IIF神戸ロジスティクスセンター」の残持分を売却する。賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少により、前期予想比4.1%減益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,225円となる見通し。 引き続き産業用不動産のニーズを捉え、またスポンサーであるKKRのサポートを活用し、CRE提案や再開発による外部成長を図る。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,848百万円 | 18,405百万円 | 3.1% | 18,075百万円 | ▲1.8% |
当期利益 | 7,419百万円 | 7,068百万円 | ▲4.7% | 6,775百万円 | ▲4.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,282円 | 3,260円 | ▲0.7% | 3,206円 | ▲1.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 0円 | - | 19円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,282円 | 3,260円 | ▲0.7% | 3,225円 | ▲1.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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