(2025/03/21)
産業ファンド投資法人が、第35期(2025年1月期)決算を発表した。 第35期は、「IIF兵庫三田ロジスティクスセンターⅡ」等2物件と匿名組合出資持分1件を取得、「IIF戸塚テクノロジーセンター」の底地を追加売却した。物件売却益が減少したが、新規物件や前期取得した物件の通期稼働により、前期比1.4%増益。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,524円と前期比0.4%増となった。 期末のポートフォリオは110物件、資産規模(物件取得額+匿名組合出資)は5,246億円、有利子負債比率は50.9%。 また利益超過分配の方針を変更する。従来は減価償却費の30%上限の対象を再開発物件や築浅物件に限定していたが、物流施設全体へ拡大する。 第36期(2025年7月期)は、「IIF習志野ロジスティクスセンターⅠ」等2物件を取得、「IIF戸塚テクノロジーセンター」の底地持分残を売却する。IIF習志野ロジスティクスセンターⅡの再開発に伴う解体費用が発生するが、借地契約の権利金計上により、前期比4.8%増益を見込む。1口当たり分配金は3,450円となる見通し。なお、売却益計上により利益超過分配は行わない。 第37期(2026年1月期)は、前期の物件売却益や権利金がなくなるため、前期予想比16.4%減益を見込む。物流施設の減価償却費の30%を利益超過分配として加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,210円となる見通し。 今後の成長戦略として、積極的な物件入替えを行う方針。約500億円を売却候補とし、毎期5~10億円の売却益(1口当たり200~400円)を分配、更に内部成長により2026年~2028年のNOI成長率年+3%を目標とし、継続的利益超過分配と併せて分配金の成長を目指す。
第35期実績 | 第36期予想 | 前期比 | 第37期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 21,268百万円 | 22,600百万円 | 6.3% | 20,902百万円 | ▲7.5% |
当期利益 | 8,808百万円 | 9,229百万円 | 4.8% | 7,716百万円 | ▲16.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,473円 | 3,450円 | ▲0.7% | 3,042円 | ▲11.8% |
1口当たり利益超過分配金 | 51円 | 0円 | ▲100.0% | 168円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,524円 | 3,450円 | ▲2.1% | 3,210円 | ▲7.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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