(2024/02/15)
産業ファンド投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は11ヶ月ぶりとなる。 発行口数は409,609口、オーバーアロットメントによる売出口数は13,091口。これにより発行後の投資口数は20%増の2,536,216口となる予定。 調達額は533億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は、「IIF北九州ロジスティクスセンターⅠ」等、物流施設及び底地の計28物件、取得額は計1,082億円。売主はKKR傘下の物流会社であるロジスティード。 更に物流施設4物件を裏付資産とする匿名組合出資持分を取得する。出資額は166.3億円。これにより配当金を受領するとともに、4物件の優先交渉権を取得する。 また「IIF戸塚テクノロジーセンター」の底地と「IIF横浜都筑R&Dセンター」を売却する。2物件の売却額は計135億円。 これら物件入替え後のポートフォリオ全体の規模は4,945億円となる予定。 これらに伴い業績予想を修正した。 第33期(2024年1月期)は、「IIF横浜都筑R&Dセンター」の減損損失を計上する一方、「IIF川崎港タンクターミナル」等3物件取得により、2023年9月に公表した業績予想に対し0.7%増益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,380円と3.7%増となる見通し。 上記の投資口追加発行、物件取得及び売却が反映される第34期(2024年7月期)は、前回予想比23.5%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,390円と5.1%増となる見通し。 併せて第35期(2025年1月期)業績予想も公表した。前期予想比1.4%増益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,390円と前期予想と同額となる見通し。
第33期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 18,214百万円 | 18,405百万円 | ▲1.0% |
当期利益 | 7,119百万円 | 7,068百万円 | 0.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,368円 | 3,260円 | 3.3% |
1口当たり利益超過分配金 | 12円 | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,380円 | 3,260円 | 3.7% |
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 20,889百万円 | 18,075百万円 | 15.6% |
当期利益 | 8,369百万円 | 6,775百万円 | 23.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,299円 | 3,206円 | 2.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 91円 | 19円 | 378.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,390円 | 3,225円 | 5.1% |
第35期予想 | (第34期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 20,948百万円 | 20,889百万円 | 0.3% |
当期利益 | 8,485百万円 | 8,369百万円 | 1.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,345円 | 3,299円 | 1.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 45円 | 91円 | ▲50.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,390円 | 3,390円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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