(2016/09/06)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第12期(平成28年7月期)決算を発表した。 第12期は「レジディア新御徒町Ⅱ」等5棟(取得額計86.6億円)を取得する一方、「メゾン八千代台」(売却額8.4億円)を売却した。これに伴う賃貸収益の増加や支払利息の減少等により、前期比4.3%増益、1口当たり分配金は4,774円となった。 期末のポートフォリオは255物件、資産規模(取得額合計)は4,336億円、有利子負債比率は52.2%。 併せて、投資口の追加発行を行うことを発表した。発行口数は47,500口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,500口。これにより発行後の投資口数は3.8%増の1,350,000口となる予定。調達額は132億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金、借入金の返済資金に充当する。 また、都内のレジデンス3棟を10月及び2017年3月に取得することを決定。3棟の取得額は計55.2億円。 第13期(平成29年1月期)は、上記3棟のうち1棟「レジディア三宿」(取得額11.6億円)と、既に契約済の「レジディア千里万博公園」(取得額21.2億円)を取得予定。これに伴う賃貸収益の増加、支払利息の減少により、前期比0.1%増益を見込む。なお、第13期より、一時差異等調整積立金から毎期335百万円以上を取り崩し分配金に上乗せする。これに伴い、第13期は349百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,859円となる見通し。 第14期(平成29年7月期)は、前期予想比2.8%増益を見込む。一時差異等調整積立金より336百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,979円となる見通し。有利子負債比率は第13期及び第14期末ともに49.7%を見込む。
第12期実績 | 第13期予想 | 前期比 | 第14期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,444百万円 | 15,399百万円 | ▲0.3% | 15,709百万円 | 2.0% |
当期利益 | 6,205百万円 | 6,210百万円 | 0.1% | 6,385百万円 | 2.8% |
分配金総額 | 6,206百万円 | 6,559百万円 | 5.7% | 6,721百万円 | 2.5% |
1口当たり分配金 | 4,774円 | 4,859円 | 1.8% | 4,979円 | 2.5% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
レジディア三宿 | 東京都世田谷区下馬 | 1,159百万円 | 4.30% | 伊藤忠商事(株) | |
レジディア亀戸 | 東京都江東区亀戸 | 2,988百万円 | 4.30% | ||
レジディア高円寺 | 東京都杉並区高円寺南 | 1,380百万円 | 4.30% | ||
合計 | 5,527百万円 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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