(2023/03/16)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第25期(2023年1月期)決算を発表した。 第25期は、「レジディア熊本辛島」等2物件を取得、「レジディア上池袋」等2物件を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益511百万円が寄与し、前期比7.8%増益。物件売却益を内部留保する一方、一時差異等調整積立金を取崩し、差引き14百万円を加算し、1口当たり分配金は5,840円と前期比0.9%増となった。 期末のポートフォリオは277物件、資産規模(取得額合計)は4,720億円、有利子負債比率は49.3%。 併せてポートフォリオの平均築年数が16.3年となり、経年劣化による将来の競争力低下を回避するために、大規模修繕工事を推進すること発表。これに伴い減価償却費の償却方法を見直し、一時的に増加する減価償却費に対し、一時差異等調整積立金を追加取り崩すことで分配金の安定を図る。これにより一時差異等調整積立金の取崩期間が短縮するが、将来の減価償却費の減少及び賃料上昇により長期的な内部成長に貢献する。 第26期(2023年7月期)は、「レジディア玉造」を取得。前期の物件売却益がなくなることや減価償却費の増加により、前期比13.4%減益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩額を増額し、計996百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は5,770円と前期比1.2%減となる見通し。 第27期(2024年1月期)は、減価償却費や支払利息の増加により、前期予想比0.3%減益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩額を更に増額し、計1,031百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は5,780円となる見通し。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | 第27期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,868百万円 | 17,644百万円 | ▲1.3% | 17,572百万円 | ▲0.4% |
当期利益 | 8,074百万円 | 6,994百万円 | ▲13.4% | 6,972百万円 | ▲0.3% |
分配金総額 | 8,088百万円 | 7,991百万円 | ▲1.2% | 8,005百万円 | 0.2% |
1口当たり分配金 | 5,840円 | 5,770円 | ▲1.2% | 5,780円 | 0.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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