(2020/09/14)
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が、第17期(2020年7月期)決算を発表した。 第17期は、投資口の追加発行を行い「KDXレジデンス幡ヶ谷」等8物件を取得する一方、「KDXレジデンス泉中央」を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益84百万円が寄与し、前期比5.4%増益。一時差異等調整積立金より20百万円、利益剰余金より38百万円をそれぞれ取崩し、投資口数が4.8%増加するも、1口当たり分配金は4,065円と前期と同水準となった。 期末のポートフォリオは151物件、資産規模(取得額合計)は2,489億円、有利子負債比率は49.5%。 第18期(2021年1月期)は、「KDXレジデンス中延」「KDXレジデンス市川」を取得する。前期に取得した物件の通期寄与するが、コロナ禍によるホテルの収益減、前期の物件売却益がなくなること、資産運用報酬及び支払利息の増加等により、前期比4.2%減益を見込む。一時差異等調整積立金より20百万円の取崩しに加え、利益剰余金の取崩額を198百万円に増額し、1口当たり分配金は4,066円となる見通し。 第19期(2021年7月期)は、賃料増額や稼働率上昇、礼金更新料の増加による増収、資産運用報酬及び支払利息の減少等により、前期予想比2.3%増益を見込む。一時差異等調整積立金より20百万円、利益剰余金より116百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は4,067円となる見通し。 当面ホテルへの投資は行わない方針。仮にコロナ禍の影響で減収が発生しても、内部留保を活用し分配金の安定を目指す。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,374百万円 | 8,369百万円 | ▲0.1% | 8,477百万円 | 1.3% |
当期利益 | 3,808百万円 | 3,649百万円 | ▲4.2% | 3,731百万円 | 2.2% |
分配金総額 | 3,866百万円 | 3,867百万円 | 0.0% | 3,868百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,065円 | 4,066円 | 0.0% | 4,067円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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