(2014/10/14)
ヒューリックリート投資法人が第1期決算(平成26年8月期)決算を発表した。第1期の実質的な運用期間は上場日である2月7日から8月末までの206日間。上場時に、オフィスビル、商業施設、シニア施設、インフラ施設の計21棟(取得額計1,014億円)を取得して運用を開始。上場費用や支払利息が予想を下回ったことにより、上場時の業績予想に対し25.6%増益、1口当たり分配金は2,383円となった。期末の有利子負債比率は30.3%。併せて投資口の追加発行を発表。発行口数は122,860口、オーバーアロットメントによる売出し6,140口。これにより発行後の投資口数は19.8%の781,000口となる予定。調達額は約213億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。取得する物件は、御茶ノ水ソラシティ等オフィスビル2棟、商業施設2棟、ネットワークセンター3棟の計7棟、取得額は計468億円。これによりポートフォリオ全体の規模は46%増の1,482億円となる。有利子負債比率は約38.5%と上昇する見込み。これに伴い第2期(平成27年2月期)業績予想は、前期比40.7%増益、1口当たり分配金は2,800円となる見通し。続く第3期(平成27年8月期)は増収を見込む一方、固都税や減価償却費の増加等により、前期予想比3.3%減益、1口当たり分配金は2,705円となる見通し。
第1期実績 | 第2期予想 | 前期比 | 第3期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,660百万円 | 4,026百万円 | 10.0% | 4,457百万円 | 10.7% |
当期利益 | 1,553百万円 | 2,186百万円 | 40.8% | 2,113百万円 | ▲3.3% |
1口当たり分配金 | 2,383円 | 2,800円 | 17.5% | 2,705円 | ▲3.4% |
※第1期の実質運用日数は上場日である2014/2/7-2014/8/31の206日間 | |||||
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
御茶ノ水ソラシティ | 東京都千代田区 | 22,854百万円 | 3.90% | ヒューリック(株) | |
東上野ビル | 東京都台東区 | 2,670百万円 | 4.60% | 非開示 | |
新宿ゲイツビル | 東京都新宿区 | 5,550百万円 | 4.00% | 特定目的会社ソニック・インベストメンツ6 | |
横浜山下町ビル | 神奈川県横浜市 | 4,850百万円 | 5.20% | ヒューリック(株) | |
千葉ネットワークセンター | 千葉県印西市 | 7,060百万円 | 5.30% | 合同会社NC2ファンディング | |
札幌ネットワークセンター | 北海道札幌市 | 2,510百万円 | 5.40% | 合同会社NC2ファンディング | |
京阪奈ネットワークセンター | 京都府木津川市 | 1,250百万円 | 5.70% | ヒューリック(株) | |
合計 | 46,744百万円 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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