(2017/10/13)
ヒューリックリート投資法人が第7期(平成29年8月期)決算を発表した。 第7期は「ヒューリック渋谷一丁目ビル」等6物件(取得額計183億円)を取得。 固都税、減価償却費、支払利息等が増加するも、6物件の収益が寄与し、前期比2.2%増益、1口当たり分配金は3,378円となった。 期末のポートフォリオは43物件、資産規模(取得額合計)は2,497億円、有利子負債比率は43.8%。 併せて、投資口の追加発行を発表。公募増資は1年ぶり。発行口数は61,800口、オーバーアロットメントによる売出口数は3,200口。これにより発行後の投資口数は6.2%増の1,110,000口となる予定。調達額は101億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 またスポンサーであるヒューリックを物件入替えを発表した。投資法人が取得する物件は「HULIC&New SHINBASHI」等の3物件、取得額は計152.5億円。売却する物件は「リーフみなとみらい(底地)」、売却額は131億円。売却は第8期(平成30年2月期)から第10期(平成31年2月期)の3期に分割する。 これらに伴い、第8期は、上記3物件取得及び物件売却益を反映し、前期比17.7%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,740円と前期を10.7%上回る見通し。一方、期末の有利子負債比率は42.0%程度に低下。 第9期(平成30年8月期)は、物件売却益の減少により、前期予想比6.4%減益を見込み、1口当たり分配金は3,500円となる見通し。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,098百万円 | 8,105百万円 | 14.2% | 7,784百万円 | ▲4.0% |
当期利益 | 3,529百万円 | 4,152百万円 | 17.7% | 3,885百万円 | ▲6.4% |
1口当たり分配金 | 3,378円 | 3,740円 | 10.7% | 3,500円 | ▲6.4% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
HULIC&New SHINBASHI | 東京都港区 | 3,100百万円 | 3.80% | ヒューリック(株) | |
相鉄フレッサイン銀座七丁目(追加) | 東京都中央区 | 7,150百万円 | 3.80% | ヒューリック(株) | |
相鉄フレッサイン東京六本木 | 東京都港区 | 5,000百万円 | 3.90% | ヒューリック(株) | |
合計 | 15,250百万円 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
リーフみなとみらい(底地) | 神奈川県横浜市 | 13,100百万円 | 11,765百万円 | 1,335百万円 | ヒューリック(株) |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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