(2018/11/14)
ケネディクス商業リート投資法人が、第7期(2018年9月期)決算を発表した。 第7期は「コナミスポーツクラブ渋谷」「コストコホールセール札幌倉庫店」を取得する一方、「ケーズデンキ中川富田店」の底地を売却。また「MONA新浦安」の大規模リニューアル工事を実施。固都税や修繕費が増加するが、物件売却益212百万円が寄与し、前期比0.7%増益、1口当たり分配金は6,299円となった。 期末のポートフォリオは53物件、資産規模(取得額合計)は2,128億円、有利子負債比率は44.5%。 併せて、仙台の商業施設「ソララプラザ」を売却することを発表した。物件は、JR仙台駅より徒歩5分に位置する、2009年竣工、15階建の商業施設。大塚家具がショールームとして出店する。テナントとの将来的な契約リスクや償却後NOI利回りが低い点から売却を決定。売却先はスポンサーであるケネディクスが運用する私募ファンド。売却額は59.8億円。収益変動の影響を勘案し、第8期(2019年3月期)及び第9期(2019年9月期)の2期に分割して売却する。なお、売却代金はスポンサーの物件パイプラインを活用し、生活密着型商業施設や消費地配送型物流施設の取得を検討する。 これに伴い、第8期は、前期に取得した物件及びMONA新浦安の稼働による賃貸収益の増加、ソララプラザ共有持分49%の売却益175百万円が寄与し、前期比1.7%増益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,416円となる見通し。 第9期は、ソララプラザ共有持分残51%の売却益197百万円を計上する一方、ソララプラザの賃貸収益の減少、固都税の増加等により、前期予想比0.4%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,390円となる見通し。 当面の目標として、消費地配送型物流施設の組み入れや、物件入替えによる収益改善によって、2年以内に巡航分配金6,500円を目指す。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,577百万円 | 8,409百万円 | ▲2.0% | 8,311百万円 | ▲1.2% |
当期利益 | 3,197百万円 | 3,252百万円 | 1.7% | 3,239百万円 | ▲0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,299円 | 6,406円 | 1.7% | 6,380円 | ▲0.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 10円 | - | 10円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
6,299円 | 6,416円 | 1.9% | 6,390円 | ▲0.4% |
<売却> | |||||
物件名称 | ソララプラザ | ||||
所在地 | 宮城県仙台市青葉区花京院 | ||||
売却額 | 5,980百万円 | ||||
簿価(H30/9末) | 5,595百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 385百万円 | ||||
売却日 | 2018年12月21日、2019年4月5日 | ||||
売却先 | 合同会社KDF74 |
PR
PR
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。