(2020/03/13)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第9期(2020年1月期)決算を発表した。 第9期は、スポンサーである大和証券及びサムティを割当先とする第三者割当増資を行い「S-FORT横浜青葉台」等、住宅22物件を取得する一方、「S-FORT藤が丘」を売却した。これにより賃貸収益は大幅増加したが、物件売却益の減少、還付消費税の減少、融資関連費用の増加等により、前期比8.8%減益。減価償却費の27%相当額の利益超過分配を行うが、投資口数17.6%増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,877円と、物件売却益が寄与した前期に対し22%減となった。 期末のポートフォリオは117物件、資産規模(取得額合計)は1,089億円、有利子負債比率は50.7%。 第10期(2020年7月期)は「S-FORT静岡天王町」を取得。前期に取得した物件の通期寄与するが、前期の物件売却益の反動減、固都税の増加、資産運用報酬の増加等により、前期比8.7%減益を見込む。減価償却費の30%相当額の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,701円と前期比6.1%減となる見通し。 第11期(2021年1月期)は、営業利益ベースでは減益となるが、還付消費税の増加に伴い、当期利益は前期予想比10.8%増益を見込む。減価償却費の27%相当額の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,909円と前期予想比7.7%増となる見通し。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,777百万円 | 3,791百万円 | 0.4% | 3,739百万円 | ▲1.4% |
当期利益 | 1,499百万円 | 1,369百万円 | ▲8.7% | 1,516百万円 | 10.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,530円 | 2,310円 | ▲8.7% | 2,558円 | 10.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 347円 | 391円 | 12.7% | 351円 | ▲10.2% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,877円 | 2,701円 | ▲6.1% | 2,909円 | 7.7% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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