(2021/03/12)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第11期(2021年1月期)決算を発表した。 第11期は、スポンサーであるサムティ及び大和証券グループ本社を割当先とする第三者割当増資を行い、「S-FORT大阪同心」等、地方都市を中心に住宅16物件を取得する一方、「S-FORT片平」等、仙台の住宅2物件を売却した。期中平均稼働率は前期の95.9%から94.9%へ低下した。 物件取得による賃貸収益の増加、物件売却益353百万円及び消費税還付が寄与し、前期比38.7%増益。投資口数が7.9%増加するも、1口当たり利益分配金は28.6%増。減価償却費の15%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,333円となった。 期末のポートフォリオは132物件、資産規模(取得額合計)は1,184億円、有利子負債比率は50.5%。 第12期(2021年7月期)は、稼働率を95.3%と保守的に設定。前期に取得した物件が通期寄与する一方、前期の物件売却益及び消費税還付がなくなるため、前期比27.6%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,652円となる見通し。 第13期(2022年1月期)は、稼働率95.4%を想定。非繁忙期に伴う原状回復費及びリーシング費用の減少により、前期予想比0.8%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,673円となる見通し。
第11期実績 | 第12期予想 | 前期比 | 第13期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,357百万円 | 4,073百万円 | ▲6.5% | 4,024百万円 | ▲1.2% |
当期利益 | 2,007百万円 | 1,453百万円 | ▲27.6% | 1,465百万円 | 0.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,141円 | 2,273円 | ▲27.6% | 2,291円 | 0.8% |
1口当たり利益超過分配金 | 192円 | 379円 | 97.4% | 382円 | 0.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,333円 | 2,652円 | ▲20.4% | 2,673円 | 0.8% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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