(2022/09/14)
サムティ・レジデンシャル投資法人が、第14期(2022年7月期)決算を発表した。 第14期は、物件入替えを行い、「S-RESIDENCE北千住reiz」等4物件を取得する一方、「S-FORT小田井」等4物件を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.0%と前期より0.6ポイント上昇した。賃貸収益の増加及び物件売却益376百万円が寄与し、16.6%増益。減価償却費の19.2%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,021円と前期比9.3%増となった。 期末のポートフォリオは159物件、資産規模(取得額合計)は1,476億円、有利子負債比率は49.8%。 第15期(2023年1月期)は、公募及び第三者割当による投資口追加発行を行い、「S-RESIDENCE京都竹田Dormitory」等住宅19物件を取得した。ポートフォリオ全体の想定稼働率は96.4%。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなることや、減価償却費及び融資関連費用の増加により、前期比5.0%減益を見込む。減価償却費の26%の利益超過分配を行うも、投資口数の増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,752円と8.9%減となる見通し。 第16期(2023年7月期)は、想定稼働率96.6%を前提とするが、固都税や資産運用報酬等の増加により、前期予想比2.3%減益を見込む。減価償却費の27%の利益超過分配を行うも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,713円と前期予想を1.4%下回る見通し。 引き続きメインスポンサーであるサムティのパイプラインを活用し、中期目標である資産規模2,000億円を目指す。
第14期実績 | 第15期予想 | 前期比 | 第16期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,408百万円 | 5,493百万円 | 1.6% | 5,568百万円 | 1.4% |
当期利益 | 2,135百万円 | 2,029百万円 | ▲5.0% | 1,981百万円 | ▲2.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,775円 | 2,419円 | ▲12.8% | 2,362円 | ▲2.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 246円 | 333円 | 35.4% | 351円 | 5.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,021円 | 2,752円 | ▲8.9% | 2,713円 | ▲1.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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