(2022/09/14)
いちごホテルリート投資法人が、第14期(2022年7月期)決算を発表した。 第14期は、「コンフォートホテル長野」を取得した。変動賃料のホテル15物件のRevPAR(客室当たり売上)は4,348円と前期比40%増となった。前期に計上した訴訟和解金がなくなる一方、行政機関へ一括貸ししているヴァリエホテル広島等3物件の変動賃料が寄与し、前期比5.4%増益となり、1口当たり分配金は1,418円となった。 期末のポートフォリオは24物件、資産規模(取得額合計)は525億円、有利子負債比率は44.4%。 併せて「ホテルサンシャイン宇都宮」をタカラレーベン不動産投資法人から取得することを発表した。 物件は、JR東北新幹線宇都宮駅より徒歩5分に位置する、1991年竣工の宿泊特化型ホテル。総客室数は160室。ホテルオペレーターと固定賃料の契約を締結する。取得額は22億円。 第15期(2023年1月期)は、変動賃料のホテル15物件のRevPARは4,226円と前期比2.8%低下する想定。新規物件取得により固定賃料が増加するが、ヴァリエホテル広島の行政機関への一括貸し終了により変動賃料が減少するため、前期比22%減益を見込み、1口当たり分配金は1,106円となる見通し。 第16期(2023年7月期)は、変動賃料のホテル15物件のRevPARは4,990円と前期予想比18%増加する想定。残り2物件の行政機関へ一括貸しが終了するが、その他物件の変動賃料増加により前期予想比24.7%増益を見込み、1口当たり分配金は1,380円となる見通し。
第14期実績 | 第15期予想 | 前期比 | 第16期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,248百万円 | 1,205百万円 | ▲3.4% | 1,326百万円 | 10.0% |
当期利益 | 361百万円 | 282百万円 | ▲21.9% | 351百万円 | 24.5% |
1口当たり分配金 | 1,418円 | 1,106円 | ▲22.0% | 1,380円 | 24.8% |
<取得> | |||||
物件名称 | ホテルサンシャイン宇都宮 | ||||
所在地 | 栃木県宇都宮市東宿郷 | ||||
取得金額 | 2,200百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 6.0% | ||||
還元利回り | 4.9% | ||||
竣工時期 | 1991年2月20日 | ||||
取得日 | 2022年9月20日 | ||||
売主 | タカラレーベン不動産投資法人 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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