(2022/09/13)
スターアジア不動産投資法人が、第13期(2022年7月期)決算を発表した。 第13期における新たな物件取得はなし。オフィスやシングルタイプの住宅の稼働が改善し、ポートフォリオ全体の期末稼働率は97.2%と前期より0.5ポイント上昇した。前期に取得した物件の通期稼働により、前期比1.7%増益。当期利益より7百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,476円となった。 期末のポートフォリオは60物件、資産規模(取得額合計)は1,796億円、有利子負債比率は46.3%。 第14期(2023年1月期)は、投資口の追加発行を行い「アーバンセンター藤沢」と「あべのnini」の商業施設とホテル部分を取得。これにより前期比4.9%増益を見込む。投資口数が7.4%増加するが、一時差異等調整積立金より88百万円、その他内部留保より61百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,476円と前期と同額となる見通し。 第15期(2023年7月期)は、前期に取得した物件の通期稼働やオフィスの稼働率上昇、ファイナンスコストの減少により、前期予想比3.0%増益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,485円と前期予想比0.6%増となる見通し。 第15期以降はホテル以外は巡航稼働に回復する想定で、1口当たり分配金の下限値を1,485円に設定する。スポンサーパイプラインや保有物件の再開発によって、中期目標である資産規模3,000億円、1口当たり分配金1,600円の2026年度達成を目指す。
第13期実績 | 第14期予想 | 前期比 | 第15期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,088百万円 | 6,387百万円 | 4.9% | 6,523百万円 | 2.1% |
当期利益 | 2,559百万円 | 2,686百万円 | 5.0% | 2,766百万円 | 3.0% |
分配金総額 | 2,641百万円 | 2,836百万円 | 7.4% | 2,853百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 | 1,476円 | 1,476円 | 0.0% | 1,485円 | 0.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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