(2020/05/15)
ジャパンリアルエステイト投資法人が、第37期(2020年3月期)決算を発表した。 第37期は「大手町パークビルディング」等、都内のオフィスビル4物件を取得する一方、「川崎砂子ビルディング」「小伝馬町新日本橋ビルディング」を売却。 新規物件の賃料収入、既存物件の稼働率上昇及び賃料増額、物件売却益の増加が寄与し、前期比5.4%増益。物件売却益の一部を内部留保するも、1口当たり分配金は10,610円と前期比4.1%増となった。 期末のポートフォリオは73物件、資産規模(取得額合計)は1兆532億円、有利子負債比率は40.9%。 第38期(2020年9月期)は「リンクスクエア新宿」の建物を取得。また期中に投資口32,380口の追加発行を行う予定。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比2.8%減益を見込む。なお、新型コロナウイルスの影響により、稼働率及び賃料改定を従来より保守的に見積もる一方、不急の修繕工事の延期及び中止に伴い修繕費が減少するため、3月に公表した業績予想に対し0.6%増益となる見通し。投資口数2.3%増加を想定するが、1口当たり分配金は10,800円と、内部留保を行った前期に対し1.8%増となる見通し。 第39期(2021年3月期)は、引き続き新型コロナウイルスによる影響を織り込み、前期予想比0.5%減益を想定し、1口当たり分配金は10,750円となる見通し。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 35,996百万円 | 35,010百万円 | ▲2.7% | 35,100百万円 | 0.3% |
当期利益 | 15,755百万円 | 15,320百万円 | ▲2.8% | 15,240百万円 | ▲0.5% |
分配金総額 | 14,697百万円 | 15,320百万円 | 4.2% | 15,240百万円 | ▲0.5% |
1口当たり分配金 | 10,610円 | 10,800円 | 1.8% | 10,750円 | ▲0.5% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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