(2023/04/19)
日本都市ファンド投資法人が、第42期(2023年2月期)決算を発表した。 第42期は、「JMFレジデンス大阪野田」等2物件と私募REITの投資口を取得する一方、「Gビル銀座01」を売却した。物件売却益が減少したが、商業施設の歩合賃料や原状回復費収入が寄与し、前期比1.5%増益。圧縮積立金より6百万円、一時差異等調整積立金より194百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は2,313円と前期比2.2%増となった。 期末のポートフォリオは128物件、資産規模(取得額合計)は1兆2,072億円、有利子負債比率は44.1%。 第43期(2023年8月期)は、引き続き物件入替えを行い、「JMFビル中野01」等7物件を取得、「ラウンドワンスタジアム高槻店」等2物件を売却する。物件売却益が増加する一方、原状回復費収入の減少、水道光熱費や固都税の増加により、前期比2.8%減益を見込む。一時差異等調整積立金より254百万円を取り崩す一方、45百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,250円と前期比2.7%減となる見通し。 第44期(2024年2月期)は、「JMFレジデンス町田」を取得、「イオンモール鶴見緑地」の一部を売却する。既存物件の賃貸収入が増加する一方、物件売却益の減少により、前期予想比4.0%減益を見込む。一時差異等調整積立金より282百万円、圧縮積立金より552百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は2,250円と前期と同額となる見通し。 継続駅な物件入替えによりポートフォリオの分散が進んだことや、物件売却益の確保、賃貸収入の増加による収益安定性が進んだことから、今後は公募増資や合併等により資産規模の拡大、分配金の成長、財務の安定を目指す。
第42期実績 | 第43期予想 | 前期比 | 第44期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 41,332百万円 | 41,353百万円 | 0.1% | 40,388百万円 | ▲2.3% |
当期利益 | 15,964百万円 | 15,515百万円 | ▲2.8% | 14,890百万円 | ▲4.0% |
分配金総額 | 16,165百万円 | 15,725百万円 | ▲2.7% | 15,725百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,313円 | 2,250円 | ▲2.7% | 2,250円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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