(2020/02/14)
日本プライムリアルティ投資法人(JPR)が、第36期(2019年12月期)決算を発表した。 第36期における物件取得はなし。投資対象に都市型ホテルを追加する方針変更を行った。前期に取得した物件の通期稼働により賃貸収益は増加する一方、前期の物件売却益がなくなったため、前期比4.2%減益。1口当たり分配金は7,493円と、内部留保を行った前期に対し1.5%増となった。 期末のポートフォリオは63物件、資産規模(取得額合計)は4,395億円、有利子負債比率は40.8%。 併せて、3年ぶりとなる投資口の追加発行を発表した。 発行口数は35,250口、オーバーアロットメントによる売出口数は1,750口。これにより発行後の投資口数は4%増の960,000口となる予定。 調達額は175億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金、借入金の返済に充当する。 取得する物件は、JR千葉駅に直結する、1993年竣工、23階建のオフィスビル。JPRは区分所有権(持分割合12.4%)を取得する。売主は大成有楽不動産。取得額は138.7億円。 取得後のポートフォリオ全体の規模は3.1%増の4,571億円となる。 第37期(2020年6月期)は、上記物件と併せて2物件取得により、前期比5.4%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は7,590円と前期比1.3%増となる見通し。 第38期(2020年12月期)は、第37期に取得する物件の通期稼働により、前期予想比1.7%増益を見込み、1口当たり分配金は7,720円となる見通し。 なお、有利子負債比率は第37期末及び第38期末ともに39.5%と、第36期末の40.8%から低下する見込み。 引き続き中期的な分配金目標である1口当たり7,800円の早期達成を目指す。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,005百万円 | 16,439百万円 | 2.7% | 16,797百万円 | 2.2% |
当期利益 | 6,914百万円 | 7,286百万円 | 5.4% | 7,411百万円 | 1.7% |
1口当たり分配金 | 7,493円 | 7,590円 | 1.3% | 7,720円 | 1.7% |
<取得> | |||||
物件名称 | センシティビルディング(持分割合12.4%) | ||||
所在地 | 千葉県千葉市中央区新町 | ||||
取得金額 | 13,870百万円 | ||||
想定NOI利回り | 4.9% | ||||
還元利回り | 4.3% | ||||
竣工時期 | 1993年4月6日 | ||||
取得日 | 2020年3月27日 | ||||
売主 | 大成有楽不動産(株) |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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