(2022/02/16)
日本プライムリアルティ投資法人が、第40期(2021年12月期)決算を発表した。 第40期は、「グランフロント大阪(北館)」等、3物件を取得、「JPR梅田ロフトビル(共有持分40%)」等2物件を売却した。期中平均稼働率は96.9%と前期より1.3ポイント低下した。JPR梅田ロフトビルの売却益1,870百万円が発生する一方、東京建物本町ビルの売却損856百万円計上、稼働率低下による減収により、前期比2.8%減益。659百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は7,550円と前期比1.4%減となった。 期末のポートフォリオは66物件、資産規模(取得額合計)は4,848億円、有利子負債比率は41.7%。 第41期(2022年6月期)は、投資口の追加発行を行い、「東京建物東渋谷ビル」を取得する一方、「JPR梅田ロフトビル」の共有持分30%を売却し、売却益1,336百万円を計上する。期中稼働率は97.5%と前期より0.6ポイント上昇する前提だが、フリーレントを反映した賃料稼働率は95.1%と前期より0.7ポイント低下する想定。前期の物件売却損がなくなることや、新規物件の収益が寄与し、前期比8.1%増益を見込む。799百万円を内部留保とし、投資口数が4.1%増加するも、1口当たり分配金は7,750円と前期比2.6%増となる見通し。期末の有利子負債比率は40%へ低下する見込み。 第42期(2022年12月期)は、JPR梅田ロフトビルの共有持分残30%を売却し、物件売却益1,341百万円計上する。稼働率回復に伴い、前期比0.6%増益を見込む。850百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は7,750円と前期予想と同額となる見通し。 契約稼働率は2021年12月期を、賃料稼働率は2022年6月期をそれぞれボトムと想定する。 稼働率回復と外部成長により、引き続き中期目標である1口当たり分配金7,800円を目指す。
第40期実績 | 第41期予想 | 前期比 | 第42期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 18,253百万円 | 18,167百万円 | ▲0.5% | 18,386百万円 | 1.2% |
当期利益 | 7,892百万円 | 8,528百万円 | 8.1% | 8,579百万円 | 0.6% |
分配金総額 | 7,234百万円 | 7,729百万円 | 6.8% | 7,729百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 7,550円 | 7,750円 | 2.6% | 7,750円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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