(2022/08/16)
日本プライムリアルティ投資法人が、第41期(2022年6月期)決算を発表した。 第41期は、投資口の追加発行を行い「東京建物東渋谷ビル」を取得する一方、「JPR梅田ロフトビル」の共有持分30%を売却した。期中平均稼働率は97.8%と前期より0.9ポイント上昇したが、フリーレントを反映した実質的な稼働率は95.1%と前期より0.7ポイント低下した。固都税や水道光熱費が増加したが、前期の物件売却損がなくなったことや、新規物件の収益が寄与し、前期比9.1%増益。JPR梅田ロフトビルの売却益1,338百万円のうち830百万円を内部留保とし、投資口数が4.1%増加するも、1口当たり分配金は7,800円と前期比3.3%増となった。 期末のポートフォリオは67物件、資産規模(取得額合計)は4,922億円、有利子負債比率は40.0%。 第42期(2022年12月期)は、「JPR梅田ロフトビル」の残持分30%を売却する。大口テナントの退去により期中平均稼働率は96.6%と前期より1.2ポイント低下する想定だが、フリーレントを反映した実質的な稼働率は95.3%と0.2ポイント改善する想定。解約違約金及び原状回復費収入が増加する一方、水道光熱費や支払利息等の増加により、前期比0.3%減益を見込む。物件売却益1,343百万円のうち850百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は7,750円と前期比0.6%減となる見通し。 第43期(2023年6月期)は、稼働率上昇により賃貸収入が増加するが、前期の解約違約金収入や物件売却益がなくなるため、前期予想比14.2%減益を見込む。内部留保より219百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円となる見通し。 中期目標として1口当たり分配金7,800円を掲げるが、当面の目標として概ね2年間は下限を7,600円に設定し、不足する場合は内部留保を活用する方針。
第41期実績 | 第42期予想 | 前期比 | 第43期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 18,357百万円 | 18,472百万円 | 0.6% | 17,029百万円 | ▲7.8% |
当期利益 | 8,607百万円 | 8,578百万円 | ▲0.3% | 7,359百万円 | ▲14.2% |
分配金総額 | 7,777百万円 | 7,728百万円 | ▲0.6% | 7,578百万円 | ▲1.9% |
1口当たり分配金 | 7,800円 | 7,750円 | ▲0.6% | 7,600円 | ▲1.9% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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