(2020/09/14)
東急リアル・エステート投資法人が、第34期(2020年7月期)決算を発表した。 第34期は、オリックス不動産投資法人と物件入替えを行い、「KN自由が丘プラザ」51%持分を取得する一方、「TOKYU REIT赤坂檜町ビル」51%持分を売却した。 東急虎ノ門ビルやQFRONTの賃料増額、物件売却益の増加が寄与し、前期比7.7%増益。物件売却益のうち384百万円を内部留保とするも、1口当たり分配金は3,551円と前期比7.7%増となった。 期末のポートフォリオは31物件、資産規模(取得額合計)は2,310億円、有利子負債比率は41.8% 併せて物件入替えを発表した。取得する物件は、港区芝浦にある、1982年竣工、12階建のオフィスビル「OKIビジネスセンター5号館」、取得額は119億円。 一方、売却する物件は、埼玉県蕨市にある「OKIシステムセンター」の底地。売却額は68.5億円。3期に分割して売却する。 第35期(2021年1月期)は、OKビジネスセンター5号館の賃貸収益、OKIシステムセンター底地(共有持分40%)の売却益760百万円が寄与する一方、コロナ禍を要因とする114百万円の賃料減額、修繕費の増加により、前期比0.8%減益を見込む。物件売却益のうち382百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,520円となる見通し。 第36期(2021年7月期)は、OKIビジネスセンター5号館の通期稼働により賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比17.9%減益を見込み、1口当たり分配金は3,210円となる見通し。 なお、有利子負債比率は、第35期末に44.0%、第36期末に44.1%に上昇する見込み。
第34期実績 | 第35期予想 | 前期比 | 第36期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,203百万円 | 8,497百万円 | 3.6% | 7,879百万円 | ▲7.3% |
当期利益 | 3,855百万円 | 3,824百万円 | ▲0.8% | 3,138百万円 | ▲17.9% |
分配金総額 | 3,471百万円 | 3,442百万円 | ▲0.8% | 3,138百万円 | ▲8.8% |
1口当たり分配金 | 3,551円 | 3,520円 | ▲0.9% | 3,210円 | ▲8.8% |
<取得> | |||||
物件名称 | OKIビジネスセンター5号館 | ||||
所在地 | 東京都港区芝浦 | ||||
取得金額 | 11,900百万円 | ||||
想定NOI利回り | 5.3% | ||||
還元利回り | 4.5% | ||||
竣工時期 | 1982年6月1日 | ||||
取得日 | 2020年9月28日 | ||||
売主 | 非開示 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | OKIシステムセンター(底地) | ||||
所在地 | 埼玉県蕨市中央 | ||||
売却額 | 6,850百万円 | ||||
簿価(売却時想定合計) | 4,773百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 2,077百万円 | ||||
売却日 | 2020/9/28、2021/12/24、2022/2/25 | ||||
売却先 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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