(2023/03/16)
東急リアル・エステート投資法人が、第39期(2023年1月期)決算を発表した。 第39期は、「二子玉川ライズ」を取得、「東急銀座二丁目ビル」を売却した。ポートフォリオ全体の期末稼働率は、前期に取得した東急虎ノ門ビルの増築区画の入居が寄与し、96.6%と前期より5.4ポイント上昇した。前期に取得した物件の通期稼働や物件売却益4,585百万円が寄与し、前期比58.7%増益。物件売却益のうち2,935百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,040円と前期比0.9%増となった。 期末のポートフォリオは31物件、資産規模(取得額合計)は2,476億円、有利子負債比率は43.5%。 第40期(2023年7月期)は、ポートフォリオ全体の期末稼働率が99.3%と前期より2.7ポイント上昇する想定。二子玉川ライズが通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比58%減益を見込む。内部留保より431百万円を取崩すが、1口当たり分配金は3,400円と前期比15.8%減となる見通し。 第41期(2024年1月期)は、期末稼働率99.6%を想定する。東急虎ノ門ビルの増築区画のフリーレント終了等により、前期予想比5.0%増益を見込む。内部留保より287百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,400円と前期予想と同額となる見通し。 引き続き当面の1口当たり分配金の下限目標を3,400円とし、下回る場合は内部留保を活用する。 また不動産価格が高値圏で推移している背景から、今後も積極的に物件入替えを進め、売却益を分配又は内部留保する方針。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,321百万円 | 7,743百万円 | ▲31.6% | 7,882百万円 | 1.8% |
当期利益 | 6,885百万円 | 2,892百万円 | ▲58.0% | 3,036百万円 | 5.0% |
分配金総額 | 3,949百万円 | 3,323百万円 | ▲15.9% | 3,323百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,040円 | 3,400円 | ▲15.8% | 3,400円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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