(2013/11/14)
グローバル・ワン不動産投資法人が第20期(平成25年9月期)決算を発表した。第20期は、アークヒルズ仙石山森タワーが通期寄与する一方、フリーレントの増加及びテナント退去により前期比8.3%減益、1口当たり分配金は13,281円となった。併せて近鉄新名古屋ビルを2回に分割して売却することを発表。築20年経過による運営コストの増加、平成27年に名古屋駅周辺で大型物件の竣工が予定されており、競争力が相対的に低下することから売却を決定した。売却価格は184億円。これにより売却益約35億円が発生する。またスフィアタワー天王洲も築20年を超え9月の稼働率が46.6%に低下したことから第21期(平成26年3月期)に売却する方針。これらに伴い第21期は、名古屋の売却益一部23億円、天王洲の売却損13億円を想定し、前期比59%増益を見込む。特定資産買換えの課税特例を活用し、売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金は19,000円となる見通し。
<売却> | |||
物件名称 | 近鉄新名古屋ビル | ||
所在地 | 名古屋市中村区名駅 | ||
売却額 | 18,400,000,000円 | ||
簿価(平成25年9月末) | 14,447,362,699円 | ||
差額(売却額-簿価) | 3,952,637,301円 | ||
売却日 | 平成26年3月27日/平成26年10月9日 | ||
売却先 | 東和不動産(株) | ||
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,393百万円 | 6,284百万円 | 43.0% |
当期利益 | 1,286百万円 | 2,044百万円 | 58.9% |
1口当たり分配金 | 13,281円 | 19,000円 | 43.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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