(2020/07/15)
平和不動産リート投資法人が、第37期(2020年5月期)決算を発表した。 第37期は「兜町ユニ・スクエア」等4物件を取得する一方、「HF麻布十番レジデンス」を売却した。オフィスビルの賃料増額、レジデンスの繁忙期による賃貸収益の増加、物件売却益の増加が寄与し、前期比11.2%増益。241百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より40百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,550円と前期比2%増となった。 なお、コロナ禍の影響は、商業及びオフィスの一部テナントより賃料減免要請があったが、影響は限定的。 期末のポートフォリオは107物件、資産規模(取得額合計)は1,787億円、有利子負債比率は45.0%。 併せて自己投資口の取得を発表した。コロナ禍の影響により投資口価格が下落し、7月15日時点のNAV倍率は0.78倍と割安な水準となっている。更に8月に「HF梅田レジデンスTOWER」を売却し、売却代金2,620百万円を得る予定。このため売却代金を活用し、最大1,700百万円を自己投資口の取得に充当する。取得した投資口は第38期(2020年11月期)中に消却する予定。 第38期は「HF梅田レジデンスTOWER」の売却により、売却益878百万円を計上する。これにより前期比18.2%増益を見込む。647百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より40百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,650円となる見通し。 第39期(2021年5月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比24.9%減益を見込む。一時差異等調整積立金より213百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,650円となる見通し。 なお、業績予想には自己投資口の取得による影響は織り込んでいない。 引き続き中期目標である、1口当たり分配金2,750円、資産規模2,000億円を目指す。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,588百万円 | 7,098百万円 | 7.7% | 6,259百万円 | ▲11.8% |
当期利益 | 2,788百万円 | 3,296百万円 | 18.2% | 2,477百万円 | ▲24.8% |
分配金総額 | 2,587百万円 | 2,689百万円 | 3.9% | 2,689百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,550円 | 2,650円 | 3.9% | 2,650円 | 0.0% |
PR
PR
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。