(2022/01/18)
平和不動産リート投資法人が、第40期(2021年11月期)決算を発表した。 第40期は、投資口の追加発行を行い「大崎CNビル」6物件を取得する一方、「HF九大病院前レジデンス」を売却した。オフィスの期中平均稼働率は98.8%と高い水準を維持、住宅の期中平均稼働率は96.4%と繁忙期の前期より0.3ポイント低下した。また保有物件(区分所有等を除く)の電力を再生可能エネルギーに切り替えを実施した。物件売却益が減少したが、新規物件の収益が寄与し、前期比1.9%増益。一時差異等調整積立金より79百万円を取崩し、投資口数が5.6%増加するも、1口当たり分配金は2,890円と前期比3.2%増となった。 期末のポートフォリオは114物件、資産規模(取得額合計)は1,947億円、有利子負債比率は44.7%。 第41期(2022年5月期)は、「インタープラネット江坂ビル」等、3物件を取得。オフィスの稼働率は98.5%、住宅の稼働率は96.7%を想定。新規物件や住宅の稼働上昇により賃貸収入は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比7.5%減益を見込む。一時差異等調整積立金より355百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,940円となる見通し。 第42期(2022年11月期)は、オフィスの稼働率は98.3%、住宅の稼働率は96.4%を想定。前期に取得した物件が通期寄与するが、住宅の非繁忙期による減収により、前期予想比0.7%減益を見込む。一時差異等調整積立金より372百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,940円と前期と同水準となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり分配金3,300円、資産規模3,000億円、格付けAAを目指す。
第40期実績 | 第41期予想 | 前期比 | 第42期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,876百万円 | 6,826百万円 | ▲0.7% | 6,807百万円 | ▲0.3% |
当期利益 | 2,971百万円 | 2,748百万円 | ▲7.5% | 2,730百万円 | ▲0.7% |
分配金総額 | 3,051百万円 | 3,103百万円 | 1.7% | 3,103百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,890円 | 2,940円 | 1.7% | 2,940円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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