(2024/01/18)
平和不動産リート投資法人が、第44期(2023年11月期)決算を発表した。 第44期は、投資口の追加発行を行い、「平和不動産北浜ビル」等オフィスビル3物件を取得する一方、「HF八丁堀レジデンスⅢ」等住宅2物件を売却した。これにより賃貸収益及び物件売却益の増加が寄与し、前期比12.3%増益。差引き200百万円を内部留保とし、投資口数が3.3%増加するも、1口当たり分配金は3,300円となった。 期末のポートフォリオは126物件、資産規模(取得額合計)は2,284億円、有利子負債比率は46.7%。 第45期(2024年5月期)は、「HF中之島レジデンス」を売却する。売却益157百万円を計上、また前期に取得した物件が通期寄与するが、売却益が前期より減少するため、前期比22%減益。一時差異等調整積立金より707百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,325円と前期比0.8%増となる見通し。 第46期(2024年11月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比4.8%減益を見込む。一時差異等調整積立金より884百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,350円と前期予想比0.8%増となる見通し。 中期目標であった1口当たり分配金3,300円を達成したことから、次なる目標として、バリューアップ工事による内部成長(賃料増額)の加速、また引き続き物件入替えによる売却益によって、1口当たり分配金3,800円を掲げる。
第44期実績 | 第45期予想 | 前期比 | 第46期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,656百万円 | 7,917百万円 | ▲8.5% | 7,774百万円 | ▲1.8% |
当期利益 | 3,995百万円 | 3,116百万円 | ▲22.0% | 2,968百万円 | ▲4.7% |
分配金総額 | 3,794百万円 | 3,823百万円 | 0.8% | 3,852百万円 | 0.8% |
1口当たり分配金 | 3,300円 | 3,325円 | 0.8% | 3,350円 | 0.8% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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