(2018/01/18)
大和証券オフィス投資法人が、第24期(平成29年11月期)決算を発表した。 第24期は「コンカード横浜」を裏付資産とする匿名組合出資持分を取得。既存物件の稼働率上昇や賃料増額改定が寄与し、前期比1.8%増益、1口当たり分配金は10,957円となった。 期末のポートフォリオは54物件、資産規模(取得額合計)は4,693億円、有利子負債比率は42.3%。 第25期(平成30年5月期)は「コンカード横浜」「日本マンパワービル」を取得する一方、「Daiwa名駅ビル」「新宿マインズタワー(一部)」を売却。新宿マインズタワーの売却損とDaiwa名駅ビルの売却益を相殺し、差引き464百万円の売却益が発生する。これにより前期比7.4%増益を見込むが、売却益のうち384百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は11,000円となる見通し。 第26期(平成30年11月期)は、前期の物件売却損益がなくなるため、前期予想比3.2%減益を見込む。1口当たり分配金は11,400円と前期予想を3.6%上回る見通し。 なお、第25期の物件入替えに伴い余剰資金約300億円が発生する。資金活用のシナリオとして、物件取得、借入金返済、自己投資口取得の組み合わせを検討し、更なる分配金上昇を目指す。
第24期実績 | 第25期予想 | 前期比 | 第26期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,735百万円 | 13,365百万円 | 4.9% | 12,803百万円 | ▲4.2% |
当期利益 | 5,455百万円 | 5,861百万円 | 7.4% | 5,676百万円 | ▲3.2% |
分配金総額 | 5,455百万円 | 5,477百万円 | 0.4% | 5,676百万円 | 3.6% |
1口当たり分配金 | 10,957円 | 11,000円 | 0.4% | 11,400円 | 3.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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