(2018/01/25)
阪急リート投資法人が、第25期(平成29年11月期)決算を発表した。 第25期における物件取得はなし。ホテルグレイスリー田町の賃料訴訟の和解金費用として73百万円発生したが、オアシスタウン伊丹鴻池(底地)の賃料前倒し発生等により、前期比5.9%増益、1口当たり分配金は2,877円となった。 期末のポートフォリオは23物件、資産規模(取得額合計)は1,478億円、有利子負債比率は44.5%。 併せて、投資口の追加発行を行う。投資口の追加発行は3年半ぶり。発行口数は39,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,000口。これにより発行後の投資口数は6.9%増の638,500口となる。調達額は約50億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、JR中央本線及び名古屋市営地下鉄大曽根駅より徒歩3分に位置する、平成14年竣工、5階建の商業施設「メッツ大曽根」。ニトリ等テナント13社が店舗を営業する。取得額は54億円。 第26期(平成30年5月期)は、メッツ大曽根に加え、ベッセルイン博多中洲を取得予定。またスフィアタワー天王洲の稼働率上昇も寄与し、前期比9.6%増益。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は2,950円と前期を2.5%上回る見通し。 第27期(平成30年11月期)は、第26期に取得する物件の通期稼働により、前期予想比1.7%増益を見込み、1口当たり分配金は3,000円となる見通し。
第25期実績 | 第26期予想 | 前期比 | 第27期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,902百万円 | 5,176百万円 | 5.6% | 5,402百万円 | 4.4% |
当期利益 | 1,718百万円 | 1,883百万円 | 9.6% | 1,915百万円 | 1.7% |
1口当たり分配金 | 2,877円 | 2,950円 | 2.5% | 3,000円 | 1.7% |
物件名称 | メッツ大曽根 | ||||
所在地 | 愛知県名古屋市東区矢田 | ||||
取得金額 | 5,400百万円 | ||||
想定NOI利回り | 5.3% | ||||
還元利回り | 4.5% | ||||
竣工時期 | 平成14年4月 | ||||
取得日 | 平成30年2月15日 | ||||
売主 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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