(2024/12/16)
スターツプロシード投資法人(SPI)が、第38期(2024年10月期)決算を発表した。 第38期は、「プロシード錦糸町」「プロシード大泉学園」を売却した。賃貸収入及び物件売却益が増加したが、支払利息や減価償却費の増加により、前期比2.2%減益。継続的な利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,250円と前期比1.3%減となった。 期末のポートフォリオは109物件、資産規模(取得額合計)は1,024億円、有利子負債比率は51.3%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。SPIの自己投資口の取得は、2019年3月以来5年9ヶ月ぶり、2回目となる。 取得する投資口数は上限12,000口(発行済投資口数の4.25%)、取得総額は上限20億円。取得した投資口は全て2025年4月期中に消却する予定。 第39期(2025年4月期)は、「プロシード兵庫駅前通」「プロシード新小岩」を売却する。物件売却益が増加するが、賃貸収入の減少、修繕費や広告宣伝費の増加により、前期比5.6%減益を見込む。継続的な利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,980円と前期比5.1%減となる見通し。 第40期(2025年10月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比12.6%減益を見込む。継続的な利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,400円と前期予想比11.6%減となる見通し。 なお、業績予想に自己投資口の取得及び消却は考慮していない。 引き続き物件入替えによってポートフォリオの質向上を図りながら、スターツグループのパイプラインを活用し、資産規模1,500億円を目指す。
第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,768百万円 | 3,781百万円 | 0.3% | 3,538百万円 | ▲6.4% |
当期利益 | 1,377百万円 | 1,300百万円 | ▲5.6% | 1,136百万円 | ▲12.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
4,878円 | 4,602円 | ▲5.7% | 4,022円 | ▲12.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 372円 | 378円 | 1.6% | 378円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
5,250円 | 4,980円 | ▲5.1% | 4,400円 | ▲11.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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