(2015/04/09)
大和ハウス・レジデンシャル投資法人が第18期(平成27年2月期)決算を発表した。第18期は、レジデンス1棟、有料老人ホーム1棟を取得。これによる賃貸収益が寄与する一方、修繕費の増加等により、当期利益は前期比横ばい。減価償却費の10%相当額を内部留保より取り崩し、1口当たり分配金は8,691円となった。期末のポートフォリオは136棟、資産規模(取得額計)は2,376億円、有利子負債比率は51.3%。第19期(平成27年8月期)は、投資口の追加発行を行う予定であったが、保有物件の1棟に東洋ゴム製の免震材料を使用していることを理由に、中止とした。これに伴い5棟の取得を一旦延期としたが、5月に借入金にて取得する。これにより一時的に有利子負債比率が55.1%に上昇するが、今後投資口の追加発行を検討し、投資口の発行登録書を提出した。第19期は、上記5棟の賃貸収益が寄与し、前期比1.7%増益を見込む。内部留保より187百万円を取り崩し分配金総額3,319百万円、投資口2分割により1口当たり分配金は4,440円(分割前換算8,880円)となる見通し。続く第20期(平成28年2月期)は前期予想比0.6%増益を見込み、内部留保より198百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,480円(分割前換算8,960円)となる見通し。なお、東洋ゴムの対象物件の安全性を確認するととともに、公募増資に中止に関わる費用は資産運用会社の負担とする。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,693百万円 | 9,252百万円 | 6.4% | 9,532百万円 | 3.0% |
当期利益 | 3,080百万円 | 3,132百万円 | 1.7% | 3,150百万円 | 0.6% |
分配金総額 | 3,249百万円 | 3,319百万円 | 2.2% | 3,349百万円 | 0.9% |
1口当たり分配金 | 8,691円 | 4,440円 | - | 4,480円 | 0.9% |
第19期より投資口を2分割 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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