(2016/10/19)
大和ハウスリート投資法人が、第21期(平成28年8月期)決算を発表した。 第21期における物件取得はなし。資産運用報酬や支払利息の減少が寄与し、前期比1.1%増益。減価償却費の10%相当額202百万円を内部留保より取り崩す一方、原状回復費として23百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,537円となった。 期末のポートフォリオは142物件、資産規模(取得額合計)は2,563億円、有利子負債比率は54.9%。 第22期(平成29年2月期)は、(旧)大和ハウスリート投資法人(証券コード3263)と9月に合併し、総合型REITへ転換するとともに、商号を大和ハウス・レジデンシャル投資法人から大和ハウスリート投資法人へ変更。41物件を承継し、更に9月に「那覇新都心センタービル」等6物件取得によって、9月末のポートフォリオは189物件、資産規模(取得額合計)は5,085億円、有利子負債比率は41.8%(想定)となる。当期純利益は前期比31.3%増益を見込む。合併による正ののれんを79,289百万円と試算し20年間にわたって償却するが、のれん償却費と合併報酬相当額計2,921百万円を内部留保より取り崩し、1口当たり分配金は4,700円となる見通し。 続く第23期(平成29年8月期)は、合併報酬等がなくなるため前期予想比23%増益を見込む。のれん償却費相当額1,980百万円を内部留保より取り崩し、1口当たり分配金は4,720円となる見通し。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,691百万円 | 17,360百万円 | 79.1% | 17,576百万円 | 1.2% |
当期利益 | 3,213百万円 | 4,219百万円 | 31.3% | 5,190百万円 | 23.0% |
分配金総額 | 3,392百万円 | 7,140百万円 | 110.5% | 7,171百万円 | 0.4% |
1口当たり分配金 | 4,537円 | 4,700円 | 3.6% | 4,720円 | 0.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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