(2020/10/16)
大和ハウスリート投資法人が、第29期(2020年8月期)決算を発表した。 第29期は、投資口の追加発行を行い、「DPL流山Ⅰ」等、4物件を取得した。 これにより前期比8.9%増益。コロナ禍の影響で商業テナントを中心に賃料減免の対応を行ったが業績への影響は限定的。のれん償却費相当1,982百万円を内部留保の取崩し及び利益超過分配で加算するが、投資口数5.8%増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,427円と、前期比10%減となった。 期末のポートフォリオは228物件、資産規模(取得額合計)は8,191億円、有利子負債比率(のれん含む)は41.9%。 第30期(2021年2月期)は、「カンデオホテルズ長崎新地中華街」を取得。前期に取得した物件の通期稼働により、前期比2.7%増益を見込む。内部留保の取崩しが終了したため、のれん償却費相当1,982百万円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,550円となる見通し。 第31期(2021年8月期)は、固都税の増加により、前期予想比2.1%減益を見込む。のれん償却費相当1,982百万円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,450円となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり巡航分配金5,600円を目指す。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 26,613百万円 | 27,201百万円 | 2.2% | 27,270百万円 | 0.3% |
当期利益 | 9,936百万円 | 10,206百万円 | 2.7% | 9,987百万円 | ▲2.1% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
11,917百万円 | 12,187百万円 | 2.3% | 11,968百万円 | ▲1.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
5,404円 | 4,648円 | ▲14.0% | 4,552円 | ▲2.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 23円 | 902円 | 3,821.7% | 898円 | ▲0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
5,427円 | 5,550円 | 2.3% | 5,450円 | ▲1.8% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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