(2021/04/20)
大和ハウスリート投資法人が、第30期(2021年2月期)決算を発表した。 第30期は「カンデオホテルズ長崎新地中華街」を取得、「カスタリア円山表参道」等住宅2物件を売却した。コロナ禍の影響は、ホテルの一部テナントで賃料を減免したが、収益への影響は限定的。前期に取得した物件の通期稼働、物件売却益836百万円が寄与し、前期比11.7%増益。のれん償却費相当1,982百万円を加算する一方、物件売却益のうち219百万円を内部留保とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,856円と前期比7.9%増となった。 期末のポートフォリオは227物件、資産規模(取得額合計)は8,201億円、有利子負債比率(のれん含む)は42.0%。 第31期(2021年8月期)は「DPL新習志野」を取得、「ビッグタワー南3条」を売却する。物件売却益2,209百万円が寄与し、前期比3.3%増益を見込む。のれん償却費相当1,982百万円を加算する一方、物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,050円となる見通し。 第32期(2022年2月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比11.9%減益を見込む。のれん償却費相当1,982百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,500円となる見通し。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 28,097百万円 | 29,411百万円 | 4.7% | 27,210百万円 | ▲7.5% |
当期利益 | 11,098百万円 | 11,465百万円 | 3.3% | 10,097百万円 | ▲11.9% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
12,859百万円 | 13,285百万円 | 3.3% | 12,078百万円 | ▲9.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
5,101円 | 5,243円 | 2.8% | 4,598円 | ▲12.3% |
1口当たり利益超過分配金 | 755円 | 807円 | 6.9% | 902円 | 11.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
5,856円 | 6,050円 | 3.3% | 5,500円 | ▲9.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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