(2021/10/15)
大和ハウスリート投資法人が、第31期(2021年8月期)決算を発表した。 第31期は、物流施設「DPL新習志野」を取得、札幌の住宅「ビッグタワー南3条」を売却した。固都税や修繕費が増加する一方、物件売却益2,208百万円が寄与し、前期比4.7%増益。のれん償却費相当1,982百万円を加算する一方、物件売却益のうち166百万円を内部留保とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,118円と前期比4.5%増となった。 期末のポートフォリオは227物件、資産規模(取得額合計)は8,242億円、有利子負債比率(のれん含む)は42.0%。 第32期(2022年2月期)は、投資口の追加発行を行い、「DPL流山Ⅲ」等4物件を取得、「カスタリア大濠ベイタワー」を売却する。賃貸収益が増加する一方、物件売却益の減少や投資口発行費用発生により、前期比0.9%減益を見込む。のれん償却費相当額を加算、また売却益を分配するも、投資口数5.6%増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,750円と前期比6.0%減となる見通し。 第33期(2022年8月期)は、前期に取得した物件が通期寄与、また修繕費が減少するが、物件売却益の反動減により、前期予想比4.4%減益を見込む。のれん償却費相当額を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,600円と、中期目標である1口当たり巡航分配金5,600円を達成する見通し。
第31期実績 | 第32期予想 | 前期比 | 第33期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 29,571百万円 | 30,142百万円 | 1.9% | 29,145百万円 | ▲3.3% |
当期利益 | 11,619百万円 | 11,520百万円 | ▲0.9% | 11,010百万円 | ▲4.4% |
分配金総額 (利益超過分配金を含む) |
13,435百万円 | 13,340百万円 | ▲0.7% | 12,992百万円 | ▲2.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
5,347円 | 4,966円 | ▲7.1% | 4,751円 | ▲4.3% |
1口当たり 利益超過分配金 |
771円 | 784円 | 1.7% | 849円 | 8.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
6,118円 | 5,750円 | ▲6.0% | 5,600円 | ▲2.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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