(2024/08/19)
ジャパンエクセレント投資法人が、第36期(2024年6月期)決算を発表した。 第36期は、「大崎ブライトタワー・大崎ブライトプラザ」を取得する一方、「JEI京橋ビル」の残持分を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は98.2%と前期より1.1ポイント上昇。修繕費が増加したが、新規物件の収益、既存物件の増収、物件売却益の増加により、前期比3.7%増益。418百万円を内部留保する一方、自己投資口の消却に伴い投資口数が1.2%減少したことにより、1口当たり分配金は2,862円と前期比2.2%増となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,943億円、有利子負債比率は45.6%。 第37期(2024年12月期)は、「JEI本郷ビル」の40%を売却する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は98.3%と前期より0.1ポイント上昇する想定。物件売却益の減少により、前期比3.2%減益を見込む。405百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,770円と前期比3.2%減となる見通し。 第38期(2025年6月期)は、「JEI本郷ビル」の残り60%を売却する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.4%と前期予想より0.9ポイント低下する想定。売却益の増加により、前期予想比2.9%増益を見込む。418百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,850円となる見通し。 引き続き築年や立地改善を目的とした物件入替えを行いポートフォリオの質及び収益性の改善を図る。また稼働率が巡航水準に達したことから、賃料引き上げ及びフリーレントの短縮に注力する方針。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,460百万円 | 11,415百万円 | ▲0.4% | 11,498百万円 | 0.7% |
当期利益 | 4,200百万円 | 4,066百万円 | ▲3.2% | 4,184百万円 | 2.9% |
分配金総額 | 3,782百万円 | 3,660百万円 | ▲3.2% | 3,766百万円 | 2.9% |
1口当たり分配金 | 2,862円 | 2,770円 | ▲3.2% | 2,850円 | 2.9% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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