(2020/12/15)
星野リゾート・リート投資法人が、第15期(2020年10月期)決算を発表した。 第15期における物件取得はなし。売上連動のホテルの変動賃料算出期間がコロナ禍の影響を受けたことや、外部運営のホテルの賃料減免措置により、前期比3.3%減益、1口当たり分配金は12,860円となった。 期末のポートフォリオは61物件、資産規模(取得額合計)は1,617億円、有利子負債比率は37.9%と前期から変動なし。変動賃料割合は32.4% 第16期(2021年4月期)は「界 遠州」を取得。売上連動物件及び利益連動物件ともに変動賃料算出期間が緊急事態宣言の4月~5月を含むため、変動賃料の大幅減少により、前期比50.3%減益となり、1口当たり分配金は6,390となる見通し。 第17期(2021年10月期)は、コロナ禍でも星野リゾート運営ホテルの売上げが回復する一方、外部運営ホテルの変動賃料の減少により、前期予想比6.3%減益を見込み、1口当たり分配金は5,987円となる見通し。 なお、4月~5月をボトムとして星野リゾート運営ホテルを中心に6月以降売上げが回復している点から、第18期(2022年4月期)より収益は改善していく見込み。 スポンサーの星野リゾートは、再生案件だけでなくファンドを活用した開発案件にも着手している。こうしたスポンサーパイプラインを活用し、星野リゾート運営ホテルの投資比率を現在の32.6%から今後50%超に高めることを目標とする。
第15期実績 | 第16期予想 | 前期比 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,021百万円 | 4,591百万円 | ▲23.8% | 4,519百万円 | ▲1.6% |
当期利益 | 2,853百万円 | 1,417百万円 | ▲50.3% | 1,328百万円 | ▲6.3% |
1口当たり分配金 | 12,860円 | 6,390円 | ▲50.3% | 5,987円 | ▲6.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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