(2023/12/18)
星野リゾート・リート投資法人が、第21期(2023年10月期)決算を発表した。 第21期は、「ザ・ビー浅草」「ホテルビスタ松山」を取得。第21期の変動賃料算出期間は、売上連動物件が2022年4月~2023年3月、利益連動物件が2021年12月~2022年11月。新規物件の収益や変動賃料の増加により、前期より増収となったが、前期の補助金収入がなくなったため、前期比6.6%減益。前期は内部留保を行ったのに対し、当期は内部留保を行わなかったため、1口当たり分配金は8,557円と2.1%増となった。 期末のポートフォリオは69物件、資産規模(取得額合計)は1,986億円、有利子負債比率は39.0%。 第22期(2024年4月期)は、変動賃料算出期間が、売上連動物件が2022年10月~2023年9月、利益連動物件は2022年6月~2023年5月。星野リゾート運営物件で2023年1月以降労働力不足が発生し減収要因となる一方、外部運用物件の変動賃料の増加により、前期比1.6%増益を見込み、1口当たり分配金は8,700円となる見通し。 第23期(2024年10月期)は、変動賃料算出期間が、売上連動物件が2023年4月~2024年3月、利益連動物件が2022年12月~2023年11月。引き続き星野リゾート運営物件で労働力不足による影響が残るが、外部運用物件の変動賃料増加が寄与し、当期利益は前期と同水準を見込み、1口当たり分配金は8,700円となる見通し。 一時的な労働力不足に対しては、短期スタッフの雇用、時間外労働手当、運営方法の見直しを実施するとともに、新卒採用の増加により、課題が解消する見込み。但し、業績への反映は第25期(2025年10月期)から第26期(2026年4月期)となる見込み。 引き続き中期目標である資産規模3,000億円、星野リゾートグループの運営物件の投資比率50%超を目指す。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,435百万円 | 6,570百万円 | 2.1% | 6,599百万円 | 0.4% |
当期利益 | 2,184百万円 | 2,220百万円 | 1.6% | 2,220百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 8,557円 | 8,700円 | 1.7% | 8,700円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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