(2016/09/14)
イオンリート投資法人が、第7期(平成28年7月期)決算を発表した。 第7期は、投資口の追加発行を行い「イオンモール大和郡山」等、国内の商業施設5棟とマレーシアのSPCの株式を取得。これにより前期比16.2%増収となるも、熊本地震による「イオンモール熊本」の被害に伴い、復旧費用として特別損失5,245百万円を計上、当期純損失1,627百万円となった。無配を回避するため、無償減資を行うことによって、一時的に利益超過分配を行い、1口当たり利益超過分配金は1,450円となった。 期末のポートフォリオは28物件、資産規模(取得額合計)は2,492億円、有利子負債比率は38.9%。 第8期(平成29年1月期)は、「イオンモール苫小牧」「イオンモール小山」を取得。また9月にマレーシアのSPCの株式を追加取得する予定。これによる賃貸収益の増加を見込み、経常利益ベースで前期比8%増益を見込み、1口当たり分配金は2,980円となる見通し。 第9期(平成29年7月期)は、前期予想比2.2%増収を見込むが、固都税や修繕費の増加により9.1%減益、1口当たり分配金は2,710円となる見通し。 なお、地震リスクの対応として、個別物件のPML値が15%超の場合地震保険を検討する予定。
第7期実績 | 第8期予想 | 前期比 | 第9期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,925百万円 | 11,972百万円 | 9.6% | 12,231百万円 | 2.2% |
当期利益 | -1,627百万円 | 3,908百万円 | - | 3,553百万円 | ▲9.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
0円 | 2,980円 | - | 2,710円 | ▲9.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 1,450円 | 0円 | - | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
1,450円 | 2,980円 | 105.5% | 2,710円 | ▲9.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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