(2024/09/13)
イオンリート投資法人が、第23期(2024年7月期)決算を発表した。 第23期は、「イオンモール太田」の増築棟を追加取得した。これにより賃貸収入は増加したが、修繕費や支払利息の増加、能登半島地震に伴う特別損失計上により、前期比5.6%減益。内部留保より249百万円を取崩し、更に当期より継続的に利益超過分配を行うことにより、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,340円となった。 期末のポートフォリオは49物件、資産規模(取得額合計)は4,738億円、有利子負債比率は41.1%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。自己投資口の取得は初めてとなる。取得する投資口数は上限24,000口(発行済投資口数の1.13%)。取得総額は上限30億円。取得した投資口は全て2025年1月期中に消却する予定。 第24期(2025年1月期)は、前期に取得した物件の通期稼働、賃貸事業費用の減少、前期の特別損失がなくなること等により、前期比1.9%増益を見込む。利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,350円と前期比0.3%増となる見通し。 第25期(2025年7月期)は、修繕費や保険料、借入コストの増加により、前期予想比0.7%減益を見込む。利益超過分配金を増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,350円と前期予想と同額となる見通し。 なお、業績予想に自己投資口の消却の影響は織り込んでいない。 引き続き中期目標である1口当たり巡航分配金3,600円(利益超過分配金含む)を最優先としながら、資産規模6,000億円を目指す。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | 第25期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 21,161百万円 | 21,175百万円 | 0.1% | 21,197百万円 | 0.1% |
当期利益 | 6,598百万円 | 6,721百万円 | 1.9% | 6,677百万円 | ▲0.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,224円 | 3,164円 | ▲1.9% | 3,143円 | ▲0.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 116円 | 186円 | 60.3% | 207円 | 11.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,340円 | 3,350円 | 0.3% | 3,350円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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