(2017/09/12)
イオンリート投資法人が、第9期(平成29年7月期)決算を発表した。 第9期は、投資口の追加発行を行い「イオンモール伊丹昆陽」等5物件を取得。また熊本地震による「イオンモール熊本」の復旧工事の減額、固都税の減免による特別利益537百万円計上により、前期比34.2%増益。特別利益のうち520百万円を内部留保とし、投資口数24.9%増加により、1口当たり分配金は2,926円と前期を前期を3.1%下回った。 期末のポートフォリオは36物件、資産規模(取得額合計)は3,306億円、有利子負債比率は43.0%。 併せて、2期連続となる投資口の追加発行を発表した。発行口数は134,700口、オーバーアロットメントによる売出口数は6,735口。これにより発行後の投資口数は8.6%増の1,777,347口となる予定。調達額は約158億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は「イオンモール下妻」等3物件、取得額は計207億円。これによりポートフォリオ全体の規模は7.1%増の3,552億円となる。 第10期(平成30年1月期)は、11月取得予定の「イオンスタイル検見川浜」を加え4物件を取得する。前期の特別利益がなくなるが、賃貸収益の増加により前期比0.6%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,000円と前期を2.5%上回る見通し。 第11期(平成30年7月期)は、固都税の増加により、前期予想比4.9%減益を見込み、1口当たり分配金は2,855円となる見通し。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,642百万円 | 15,769百万円 | 7.7% | 16,132百万円 | 2.3% |
当期利益 | 5,306百万円 | 5,338百万円 | 0.6% | 5,078百万円 | ▲4.9% |
分配金総額 | 4,786百万円 | 5,338百万円 | 11.5% | 5,078百万円 | ▲4.9% |
1口当たり分配金 | 2,926円 | 3,000円 | 2.5% | 2,855円 | ▲4.8% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
イオンモール下妻 | 茨城県下妻市 | 9,552百万円 | 6.40% | 合同会社ダブルオーツー | |
イオン喜連瓜破ショッピングセンター | 大阪府大阪市平野区 | 4,394百万円 | 5.20% | 合同会社ダブルオーツー | |
ダイエー茨木プロセスセンター | 大阪府茨木市 | 6,810百万円 | 5.10% | 東京センチュリー(株) | |
合計 | 20,756百万円 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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