(2023/09/13)
スターアジア不動産投資法人が、第15期(2023年7月期)決算を発表した。 ホテルを裏付資産とするメザニンローン債権、住宅を裏付資産とする優先出資証券を取得する一方、「船橋ハイテクパーク工場Ⅱ」を売却した。固都税や修繕費、減価償却費が増加したが、物件売却益414百万円が寄与し、前期比10.5%増益。114百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より88百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,586円と前期比6.4%増となった。 期末のポートフォリオは68物件、資産規模(取得額合計)は1,941億円、有利子負債比率は46.3%。 第16期(2024年1月期)は、投資口の追加発行を行い、「KOKO HOTEL銀座一丁目」等11物件を取得する一方、「アーバンパーク護国寺」等2物件を売却する。新規物件の収益が寄与し、前期比7.2%増益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円、その他内部留保より203百万円を取崩すが、投資口数23.4%増により、1口当たり分配金は1,513円と前期より4.6%減となる見通し。 第17期(2024年7月期)は、前期の物件売却益がなくなるが、新規物件の通期稼働により、前期予想比5.5%増益を見込む。一時差異等調整積立金より88百万円、その他内部留保より39百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,520円と前期予想比0.5%増となる見通し。 公募増資及び物件取得に伴い、2023年末時点の資産規模は2,422億円、1口当たり巡航分配金は1,538円となる見込み。引き続き中期目標である資産規模3,000億円、1口当たり分配金1,600円の2026年度達成を目指す。
第15期実績 | 第16期予想 | 前期比 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,946百万円 | 7,892百万円 | 13.6% | 8,021百万円 | 1.6% |
当期利益 | 3,073百万円 | 3,296百万円 | 7.3% | 3,476百万円 | 5.5% |
分配金総額 | 3,047百万円 | 3,588百万円 | 17.8% | 3,605百万円 | 0.5% |
1口当たり分配金 | 1,586円 | 1,513円 | ▲4.6% | 1,520円 | 0.5% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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