(2016/10/17)
オリックス不動産投資法人が、第29期(平成28年8月期)決算を発表した。 第29期は、投資口の追加発行を行い「浜松アクトタワー」等5物件を取得する一方、「日本橋イーストビル」を売却。賃貸収益が増加する一方、前期の物件売却益がなくなったため、前期比1.6%減益。311百万円を内部留保とするも、1口当たり分配金は3,000円と前期を僅かに上回った。 期末のポートフォリオは106物件、資産規模(取得額合計)は5,824億円、有利子負債比率は45.5%。なお、内部留保額は1,847百万円に達する。 第30期(平成29年2月期)は、投資口の追加発行を行い「外苑西通りビル」等3物件を取得。これによる賃貸収益が寄与する一方、既存物件のテナント退去や水光熱費の増加により、当期純利益は横ばいを見込む。内部留保を行わず、投資口数が増加するも1口当たり分配金は3,000円となる見通し。 続く第31期(平成29年8月期)は、固都税の増加により前期予想比1.0%減益を見込み、1口当たり分配金は2,970円となる見通し。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 20,365百万円 | 21,013百万円 | 3.2% | 21,311百万円 | 1.4% |
当期利益 | 7,575百万円 | 7,573百万円 | ▲0.0% | 7,497百万円 | ▲1.0% |
分配金総額 | 7,263百万円 | 7,573百万円 | 4.3% | 7,497百万円 | ▲1.0% |
1口当たり分配金 | 3,000円 | 3,000円 | 0.0% | 2,970円 | ▲1.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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