(2020/04/16)
オリックス不動産投資法人が、第36期(2020年2月期)決算を発表した。 第36期は、物件入替えを促進し、「那覇新都心センタービル」等4物件を取得する一方、「aune札幌駅前」等3物件を売却。これによる物件売却益1,764百万円が寄与し、前期比19.8%増益。984百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は4,058円と前期比8.1%増となった。 期末のポートフォリオは112物件、資産規模(取得額合計)は6,789億円、有利子負債比率は42.9%。 第37期(2020年8月期)は「TOKYU REIT赤坂檜町ビル」を追加取得する一方、「KN自由が丘プラザ」の残持分を売却。2018年9月の北海道地震に伴う「インターヴィレッジ大曲」の災害復旧工事費用148百万円を特別損失に計上する。なお、新型コロナウイルスの影響として、ホテルの変動賃料の減少、都市型商業施設のテナント退去による減収を想定。前期の物件売却益の反動減、特別損失、新型コロナウイルスの影響により前期比18.3%減益を見込むが、内部留保を取崩し、1口当たり分配金は3,650円となる見通し。 第38期(2021年2月期)は、新型コロナウイルスの影響によりホテル及び都市型商業施設における更なる減収を想定し、前期予想比8.6%減益を見込む。内部留保より540百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,490円となる見通し。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 26,374百万円 | 24,525百万円 | ▲7.0% | 23,537百万円 | ▲4.0% |
当期利益 | 12,184百万円 | 9,949百万円 | ▲18.3% | 9,092百万円 | ▲8.6% |
分配金総額 | 11,200百万円 | 10,072百万円 | ▲10.1% | 9,632百万円 | ▲4.4% |
1口当たり分配金 | 4,058円 | 3,650円 | ▲10.1% | 3,490円 | ▲4.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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