(2021/07/19)
大和証券オフィス投資法人(DOI)が、第31期(2021年5月期)決算を発表した。 第31期は、「Daiwa京橋ビル」を売却。Daiwaリバーゲートのテナント退去等により、期中平均稼働率は前期の99.0%から97.7%へ低下。賃貸収入が減少する一方、物件売却益1,026百万円が寄与し、前期比6.0%増益。716百万円を内部留保する一方、物件売却で得た資金を活用して自己投資口取得を行い、投資口数が0.8%減少。これにより1口当たり分配金は14,000円と前期比1.3%増となった。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模(取得額合計)は4,614億円、有利子負債比率は42.0%。 第32期(2021年11月期)は、期中平均稼働率が96.6%と1.1ポイント低下を想定。修繕費が減少する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期比10.8%減益を見込む。内部留保より97百万円を取崩し、1口当たり分配金は14,000円と前期と同額を見込む。 第33期(2022年5月期)は、旗艦物件である新宿マインズタワーの稼働率が87.4%に低下するが、全体の期中平均稼働率は96.8%へ改善する想定。当期利益は前期と同水準を見込む。内部留保より97百万円を取崩し、1口当たり分配金は14,000円となる見通し。 大型・高単価のオフィスのリーシングに苦戦、また商業区画の賃料は減額となる一方、Bクラスのオフィスの動きは活発で需要が強い。当面は稼働率と賃料単価のバランス重視の運用を行う。 またDOI初の開発案件である日本橋馬喰町一丁目プロジェクトは6月に着工した。2022年11月竣工予定。
第31期実績 | 第32期予想 | 前期比 | 第33期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,054百万円 | 13,851百万円 | ▲8.0% | 13,697百万円 | ▲1.1% |
当期利益 | 7,549百万円 | 6,735百万円 | ▲10.8% | 6,736百万円 | 0.0% |
分配金総額 | 6,833百万円 | 6,832百万円 | ▲0.0% | 6,833百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 14,000円 | 14,000円 | 0.0% | 14,000円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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