(2022/07/21)
大和証券オフィス投資法人が、第33期(2022年5月期)決算を発表した。 第33期は、「神田須田町二丁目開発用地」を取得する一方、「Daiwa南青山ビル」「Daiwa麹町4丁目ビル」を売却した。期中平均稼働率は97.8%と前期より0.8ポイント上昇した。新宿マインズタワー等の稼働率低下により賃貸収入が減少したが、物件売却益900百万円が寄与し、前期比10.2%増益。自己投資口の取得及び消却により投資口数が1.1%減少。また物件売却益のうち737百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は14,000円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模(取得額合計)は4,665億円、有利子負債比率は42.6%。 第34期(2022年11月期)は、再開発中の「Daiwa日本橋馬喰町ビル」が11月に竣工予定。Daiwa渋谷神泉ビル等のテナント退去により期中平均稼働率が97.4%と0.4ポイント低下する想定。前期の物件売却益がなくなることや水道光熱費の増加により、前期比15%減益を見込む。内部留保より193百万円を取り崩すも、1口当たり分配金は13,600円と2.9%減となる見通し。 第35期(2023年5月期)は、Daiwa日本橋馬喰町ビルを反映し、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率が95.9%と前期予想より1.5ポイント低下する想定。賃貸収入の減少等により前期予想比1.5%減益を見込む。内部留保より289百万円を取り崩し、1口当たり分配金は13,600円となる見通し。なお、Daiwa日本橋馬喰町ビルは現時点で74%(面積ベース)の賃貸借契約を締結済。
第33期実績 | 第34期予想 | 前期比 | 第35期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,474百万円 | 13,727百万円 | ▲5.2% | 13,629百万円 | ▲0.7% |
当期利益 | 7,493百万円 | 6,369百万円 | ▲15.0% | 6,272百万円 | ▲1.5% |
分配金総額 | 6,755百万円 | 6,562百万円 | ▲2.9% | 6,561百万円 | ▲0.0% |
1口当たり分配金 | 14,000円 | 13,600円 | ▲2.9% | 13,600円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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