(2022/10/14)
スターツプロシード投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2016年以来6年ぶりとなる。 発行口数は28,700口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,296口。これにより発行後の投資口数は11.3%増の282,477口となる予定。 調達額は66億円を見込み、新規物件の取得資金に充当する。 併せて物件入替えを行う。取得する物件は、「アルファグランデ千桜タワー」等住宅6物件。取得額は計150.35億円。 一方、売却する物件は、「プロシード蓮根」等住宅7物件、売却額は計39.88億円。これにより入替え後のポートフォリオ全体の規模は12.6%増の1,004億円となり、1,000億円を達成する。 これらに伴い業績予想を修正。 第34期(2022年10月期)は、上記物件入替えのうち、1物件を取得、3物件を売却する。売却益203百万円計上により、6月に公表した業績予想に対し12.4%増益を見込む。1口当たり分配金は5,950円となる見通し。 上記の投資口追加発行が反映される第35期(2023年4月期)は、上記物件入替えのうち、5物件を取得、3物件を売却する。売却益115百万円計上により、前回予想比19.9%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は5,580円と前回予想より増加する見通し。 併せて継続的に利益超過分配を行う方針変更を発表。スポンサーのスターツグループは公共施設の再開発に積極的に取り組んでおり、パイプラインに借地権付建物が多いため、取得額に対する減価償却費割合が高くなる。この特性を活用し、毎期継続的に利益超過分配を行う方針へ変更する(但し、投資主総会の決議が必要)。 これに伴い第36期(2023年10月期)及び第37期(2024年4月期)業績予想も公表した。第36期1口当たり分配金は4,580円、第37期は継続的な利益超過分配を開始し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は4,580円と前期予想と同額となる見通し。
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 3,359百万円 | 3,135百万円 | 7.1% |
当期利益 | 1,297百万円 | 1,154百万円 | 12.4% |
1口当たり分配金 | 5,950円 | 4,550円 | 30.8% |
第35期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 3,662百万円 | 3,165百万円 | 15.7% |
当期利益 | 1,390百万円 | 1,159百万円 | 19.9% |
1口当たり分配金 | 5,580円 | 4,570円 | 22.1% |
第36期予想 | (第35期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 3,465百万円 | 3,662百万円 | ▲5.4% |
当期利益 | 1,195百万円 | 1,390百万円 | ▲14.0% |
1口当たり分配金 | 4,580円 | 5,580円 | ▲17.9% |
第37期予想 | (第36期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 3,517百万円 | 3,465百万円 | 1.5% |
当期利益 | 1,200百万円 | 1,195百万円 | 0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
4,249円 | 4,580円 | ▲7.2% |
1口当たり利益超過分配金 | 331円 | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
4,580円 | 4,580円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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