(2020/09/15)
コンフォリア・レジデンシャル投資法人が、第20期(2020年7月期)決算を発表した。 第20期は、投資口の追加発行を行い、「コンフォリア滝野川」等、住宅9物件を取得した。これにより賃貸収益が増加するが、前期の物件売却益がなくなったことや、固都税及び消費税の増加により、前期比1.1%減益。内部留保より42百万円を取崩し、投資口数が4.8%増加するも、1口当たり分配金は5,309円と前期を0.3%上回った。 緊急事態宣言を受け、4月~6月のリーシング停滞により稼働率の回復が遅れたが、賃料上昇は継続しており、業績への影響は限定的。 期末のポートフォリオは135物件、資産規模(取得額合計)は2,459億円、有利子負債比率は50.4%。 併せて「コンフォリア新御徒町」等、スポンサーである東急不動産が開発した都内の住宅4物件を取得する。4物件の取得額は計77.55億円。取得後の資産規模は3.2%増の2,537億円、有利子負債比率は51.5%となる。 第21期(2021年1月期)は、前期に取得した物件の通期稼働、上記4物件の賃貸収益が寄与し、前期比1.6%増益を見込む。1口当たり分配金は5,330円となる見通し。 第22期(2021年7月期)は、固都税が増加する一方、上記4物件の通期稼働により、前期予想比0.8%増益を見込む。内部留保より32百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,420円となる見通し。
第20期実績 | 第21期予想 | 前期比 | 第22期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,028百万円 | 9,152百万円 | 1.4% | 9,343百万円 | 2.1% |
当期利益 | 3,523百万円 | 3,579百万円 | 1.6% | 3,607百万円 | 0.8% |
分配金総額 | 3,565百万円 | 3,579百万円 | 0.4% | 3,640百万円 | 1.7% |
1口当たり分配金 | 5,309円 | 5,330円 | 0.4% | 5,420円 | 1.7% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
コンフォリア新御徒町 | 東京都台東区三筋 | 1,237百万円 | 4.00% | 東急不動産(株) | |
コンフォリア森下WEST | 東京都江東区新大橋 | 1,222百万円 | 4.00% | 東急不動産(株) | |
コンフォリア東陽町 | 東京都江東区南砂 | 3,674百万円 | 4.10% | 東急不動産(株) | |
コンフォリア不動前 | 東京都品川区西五反田 | 1,622百万円 | 3.90% | 東急不動産(株) | |
合計 | 7,755百万円 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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