(2021/03/12)
コンフォリア・レジデンシャル投資法人が、第21期(2021年1月期)決算を発表した。 第21期は、「コンフォリア東陽町」等、住宅4物件を取得する一方、「コンフォリア西馬込」等、2物件を売却した。コロナ禍の影響により契約件数が減少し、稼働率は9月に94.5%まで低下したが、賃料水準やフリーレント等募集条件を緩和することで期末には95.9%まで回復した。 稼働率低下により既存物件の賃貸収益が減少したが、新規物件の賃貸収益、物件売却益501百万円が寄与し、前期比10.4%増益。物件売却益のうち256百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は5,410円と前期比1.9%増となった。 期末のポートフォリオは137物件、資産規模(取得額合計)は2,521億円、有利子負債比率は51.4%。 併せて物件の取得及び売却を発表した。取得する物件は、JR大宮駅より徒歩7分に位置する、2010年竣工、16階建のDINKS及びファミリー向けマンション。総戸数103戸。取得額は44.2億円。 一方、売却する物件は、JR新大阪駅より徒歩3分に位置する、2006年竣工のマンション。市場競争力が相対的に低下している点から売却を決定した。売却額は36億円。本売却により売却益13.5億円が発生する。 第22期(2021年7月期)は、投資口の追加発行を行い、上記取得物件を含め4物件を取得。これによる賃貸収益の増加に加え、上記物件売却益13.5億円が寄与し、前期比25.6%増益を見込む。881百万円を内部留保するが、投資口数が3.2%増加するも、1口当たり分配金は5,780円と前期比6.8%増となる見通し。 第23期(2022年1月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比25.8%減益を見込む。内部留保より138百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,430円となる見通し。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,565百万円 | 10,720百万円 | 12.1% | 9,374百万円 | ▲12.6% |
当期利益 | 3,889百万円 | 4,887百万円 | 25.7% | 3,624百万円 | ▲25.8% |
分配金総額 | 3,633百万円 | 4,005百万円 | 10.2% | 3,762百万円 | ▲6.1% |
1口当たり分配金 | 5,410円 | 5,780円 | 6.8% | 5,430円 | ▲6.1% |
<取得> | |||||
物件名称 | コンフォリア大宮 | ||||
所在地 | 埼玉県さいたま市大宮区仲町 | ||||
取得金額 | 4,420百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.6% | ||||
還元利回り | 4.2% | ||||
竣工時期 | 2010年2月1日 | ||||
取得日 | 2021年3月18日 | ||||
売主 | 非開示 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | コンフォリア新大阪 | ||||
所在地 | 大阪府大阪市東淀川区東中島 | ||||
売却額 | 3,600百万円 | ||||
簿価(2021/1末) | 2,216百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 1,384百万円 | ||||
売却日 | 2021年3月30日 | ||||
売却先 | 非開示 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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