(2020/03/11)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第19期(2020年1月期)決算を発表した。 第19期は、3年ぶりとなる投資口の追加発行を行い、「レジディア市谷砂土原」等5物件を取得、「レジディア東銀座」を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益642百万円が寄与し、前期比12%増益。物件売却益のうち497百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より335百万円を取崩し、投資口数が2.6%増加するも、1口当たり分配金は5,620円と前期比2.1%増、変則期間である第1期を除くと過去最高額となった。 期末のポートフォリオは269物件、資産規模(取得額合計)は4,529億円、有利子負債比率は47.9%。 第20期(2020年7月期)は、昨年9月の増資時に発表した「レジディア南品川Ⅱ」等、4物件を取得予定。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益の反動減により、前期比8.5%減益を見込む。前期の内部留保のうち149百万円と、一時差異等調整積立金より335百万円をともに取崩し、1口当たり分配金は5,600円となる見通し。 第21期(2021年1月期)は、前期に取得する物件の通期寄与、非繁忙期に伴う仲介料や修繕費の減少により、前期予想比0.6%増益を見込む。内部留保のうち107百万円と、一時差異等調整積立金より335百万円をともに取崩し、1口当たり分配金は5,600円と前期予想と同額となる見通し。 なお、有利子負債比率は、第20期末に48.2%、第21期末に48.3%を想定。 当面の目標として、更なる物件取得や賃料増額によって、今後1~2年程度で1口当たり利益5,400円超、1口当たり分配金5,600円超を目指す。
第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,175百万円 | 16,850百万円 | ▲1.9% | 16,815百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 7,945百万円 | 7,271百万円 | ▲8.5% | 7,312百万円 | 0.6% |
分配金総額 | 7,783百万円 | 7,756百万円 | ▲0.3% | 7,756百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 5,620円 | 5,600円 | ▲0.4% | 5,600円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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